コーオプ教育って知っていますか?

連日の猛暑で溶けそうなダイワハイテックス矢内(やない)です。


今回は、タイトルの通り“コーオプ教育”についてです。
端的に言うと、中長期間学生を受け入れ教育をすることです。


巷の就職活動生が言うインターンシップとの違いは、
採用や広報よりも、“学生の教育”に重きを置いていることです。


ダイワハイテックスは、6月初旬から7月末日までの2ヶ月間、大学3年生1名を実習生として受け入れ、1週間~2週間ごとに、お客様相談係(営業)・メンテナンス・生産・事務をローテーションして、現場の実務を体験し学んでもらいました。

最終日には長いようで短い実習期間を終えた学生に、
実習期間中のエピソード等をブログに綴ってもらいましたので、最後まで読んでいただけると幸いです。


私が在席している東京工科大学の工学部では、大学生が実際の仕事の現場で約2か月の就業を行う※コーオプ教育を導入しています。(※Cooperative Education)


このプログラムでは学部の全学生が2年次または3年次の授業期間中に

大学と提携している実習先に勤務することで正規授業として単位を取得することができます。

実践力や総合的な社会人基礎力など、従来型のカリキュラムだけでは修得しにくい能力を効果的に身につけることが期待できます。


■ 各部署の感想

 実習先に勤務して初めの1週間は【総務】に配属されました。

この部署ではパソコンで行う仕事が多く、会社で使う資料を作成するときはデザインや見やすさをどのように追求すればいいのかとても悩みました。

先輩社員の方からアドバイスをもらい、資料を作成するときのルールを基礎の基礎から教わったので無事に完成させることができました。


 2週目からは【メンテナンス】にお世話になり、圧着端子のカシメ方や配線の被覆の剥き方などエンジニアに必要な基本的なことから教えていただきました。

大変だった作業はコミックシュリンカーの代替機の動作確認で、
重量のある機械を運び分解から清掃まで一人で行わなければいけなかったことです...

ですが故障していた機械が自分の培った技術で修理し、直ったときはうれしかったです。

また次に配属されたテクニカルセンターの【生産】では、メンテナンスで教わった工具の使い方を作業に活かすことが出来ました。

メンテナンスでも生産でも自分一人で工具や機械を使えるようになり成長を実感しました。


 実習期間が終わるまでの2週間近く、【お客様相談係(営業)】に配属させてもらいました。

今まで配属してきた部署と違い、全ての仕事がとても新鮮に感じました。

会社の製品を提案し販売するので非常に高度な営業トークを持っていないといけないので、自分の勉強のためにも多くの現場に行かせてもらいました。


実際に製品をお客様の会社まで実演しに行かせていただいたのですが、
気温がとても暑いなかたくさんの荷物を運んでいるときがとても大変でした。

社員の方にはビジネスマナーや、話す”“聞く”というスキルについては具体的なエピソードも踏まえてて聞かせてもらい、自分自身のためになる機会が多かったです。



■ ダイワハイテックスのここがすごい!

 ダイワハイテックスが販売している書籍の包装機のコミックシュリンカーは業界シェア90%以上を誇り、書店から圧倒的な支持を得ています。

また、創業開始から今まで40年以上黒字経営を続けていて、コミックシュリンカーのほかにも書店向けの防犯システムの開発や、通販事業への参入など新しい事業にも挑戦している会社であります。


社員の方々は、営業でも文系でも機械のメンテナンスをしたり、理系でも営業部に配属されていたり自分の考えていた会社の概念とは全く違い、とても新鮮に感じました。


ダイワハイテックスには他社にはない魅力がまだまだたくさんあり
この会社が成長し続けている理由がすこしだけ分かった気がします。


(人事の実習もしました。合同企業説明会のブースを飾ってもらったり、求職者さんからの質問に答えたり、もはや社員みたいな落ち着きでした^^)


■ 社員からフィードバックされてためになったコメント

 実習期間中に毎日提出していた日報で、たくさんのフィードバックをいただきました。

いただいたコメントの中には、失敗しない工具の使い方や、デザインソフトの上手な使い方など書いてもらい
実際にコメントに書いてもらったことを実践して本当にためになりました。
お忙しい中、お仕事の合間に書いていただき本当にありがとうございました。


最後に、実習が始まる前に必要だろうと思っていたスキルが、
実際はどんな差異があったかをまとめました。


漠然としていた、コミュニケーションスキルや、技術スキルを具体的に挙げることができました。


2ヶ月間で得た能力・知識を今後の学業と就職活動に活かしていきたいと思います。
ありがとうございました。


上記が実習生による、実習報告です。

2ヶ月間をブログの範囲に収めることは、だいぶ苦労したと思いますが、
上手にまとめてくれました。吸収力・表現力が抜群です!



実習生を受け入れて教育するというのは、どんな企業でも出来ることではないと思います。
もちろん当社も胸を張って“ちゃんと教育できる会社です!”とは言い難いです。
(社内調整や各部署への根回し、突然振ってくるタスクに臨機応変に対応する、フィードバックをするなどなど課題は多くあります...←お前が言うか)


ですが、企業が社会に還元・貢献できることは、
モノを生み出す販売する以外にもないかと考えた時に、
学びの場として提供するというのは前者と同等なぐらいに意義があると思います。


多くの学生を受け入れられる規模の企業ではありませんが、
今後も可能な範囲でやっていきたいと思います。



(私もコーオプ実習で他社で学んでみたいなと思います...のでぜひ、社会人インターンシップやってるよ!っていう企業様がいたらご連絡ください!すっ飛んでいきます!)

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